栗東市会百条委報告に一言

コウズミ

2007年06月01日 11:54

市など手続きに問題点・ 新駅土地先行取得で栗東市会百条委報告

滋賀県栗東市の新幹線新駅予定地周辺の土地先行取得問題を調査していた同市議会の新駅設置対策特別委員会(百条委)は31日、臨時市議会で最終報告を行った。当時の最高責任者の死亡で真相解明できなかったケースがあるとし、市や市土地開発公社の取得手続きへの疑問点を提示するにとどまった。

 土地区画整理事業のため、公社が取得した同市上鈎の土地3件(計約1万8000平方メートル)について、市や公社の資料を調査したほか、売買関係者の証人尋問を行った。

 買収費や補償金、金利などを含む簿価が総額約49億円にのぼる駅前広場予定地の2件計1・5ヘクタールは、所有者に提供する代替地の購入を中止とするなど1度交渉を止めながら、当時の町長(故人)の指示で2週間後に交渉を再開していた事実を明らかにした。

 いったん買い取りを断りながら、所有者が変わってから1年後に買収した公共駐車場予定地0・24ヘクタールは調査の結果、旧栗東町の関係課長による非公式の協議で取得を見送っていたことが分かった。簿価が1平方メートル当たり約29万円にのぼっていることについては、代替地の処分差額の上乗せが原因とし、「容認できる範囲」とした。

 調査では3件とも、土地取得に関する市や公社などの対応に問題点があり、取得額も高額になったと指摘した。しかし駅前広場については、証人尋問などでも明確な説明が得られず「真相解明に至らなかった」とした。


予想どおり、中途半端な報告で終わっちゃいましたね。
本気で原因をさぐるなら、新駅推進派の多い議会で云々するより外部に任せた方が地縁・血縁もなくいろいろ出てきたと思うんだが・・・
市議会選挙前に発表しない段階で(発表したら落選って人もいたんだろう)、『問題なし』で終わると思ったけど、新駅凍結の方向に動き出した分、ちょっとはマシになってるかな?


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