2007年06月08日 23:57
新幹線新駅問題で、滋賀県栗東市の企業経営者らでつくる「新幹線南びわこ駅を絶対につくる経営者の会」のメンバーが7日、大津市の滋賀県庁を訪れ、嘉田由紀子知事に建設をあらためて要望した。
田中康人代表(44)は「地元としては新駅に勝る地域振興策はないと考えている」と建設を訴え、「中止するなら今後の具体的な地域振興策を示してほしい」と求めた。
嘉田知事は「税金を使う以上、納税者の意思を反映しなければならない」と駅建設の可能性を重ねて否定した上で「予定地には新駅がなくても振興できる潜在力がある」と話した。
同会は新駅建設のため10億円を目標に地元企業から寄付金を募っており、6日現在で213社から計2億6900万円が集まったという。