2007年11月06日 11:40
滋賀県栗東市は5日、2008年度の予算編成方針を発表した。本年度に続き緊縮型予算の編成を掲げ、財政の分析では、同市の新幹線新駅予定地周辺の土地区画整理事業への対応など「新駅中止後」の課題を念頭に、「非常事態への道のりをたどっている」とさらに厳しい危機感を表明している。
市は、新駅建設を前提に着手した土地区画整理事業について、今後の方針は決まっていないものの、「市の財政を切りつめて対応する必要も出てくる」としている。これまでと同様に、事業の見直しや補助金の削減を進めるほか、新規事業については原則として認めず、必要性を精査する、としている。
また、重要事業として、子育て支援や教育と施設の充実、高齢者・障害者支援などを上げた。