コムスン、障害者福祉でも新規5年間認めず

コウズミ

2007年06月07日 22:05

コムスン、障害者福祉でも新規5年間認めず

グッドウィル・グループ(GWG)の介護事業大手「コムスン」について、厚生労働省は、高齢者介護サービス事業だけでなく障害者福祉サービス事業でも不正な指定申請があったとして、同社のすべての事業所を対象に5年間新規指定をしないよう都道府県に通知していたことがわかった。

 不正な指定申請があったのは、東京都と青森県の3事業所。高齢者介護サービスで虚偽申請が発覚した全国8事業所のうち、この3事業所では障害者福祉サービス事業でも、虚偽の指定申請を行っていた。

 3事業所は、いずれも昨年9~10月に、障害者向けの居宅介護サービスと重度訪問介護サービスの事業所指定を受けていた。申請時に非常勤のヘルパーを常勤と偽ったり、別の事業所で働くヘルパーの名義を借りたりして、常勤のヘルパーの数を水増しして届け出ていたという。

 3事業所はいずれも、処分前に廃業届を出し、指定取消処分を免れていたが、厚労省は、高齢者介護サービスと同様、新規指定と更新を禁じる改正介護保険法の規定を適用。2011年8月まで申請を認めないよう6日に都道府県に通知した。厚労省によると、同社の障害者福祉サービス事業所は、全国で約1000か所。


また、新たな不正がでてきましたね。今回は障害者福祉の分野です。
ぼくも、同じ仕事してるんで何件かコムスンさんが行ってる別の曜日に訪問したりしてある意味仕事仲間の所もあり、今回のこと残念におもってます。
ただ、悪い事は悪いで庇う訳ではありませんが、国も介護保険導入時は無計画に高い介護報酬を約束して、コムスンをはじめ民間企業を集めておいて、集まったらどんどん介護報酬安くしていく。
本当に、金儲けの為にきた事業所はどんどん撤退して、少しでも利用者さんの事を考えてる事業所は残り他の人が採算が取れないと思った分野で安い資金で運営していく。
撤退したら困るのは、高齢者・障害者・その家族。

散々回りを煽っておいていきなり梯子をはずすような事やってきた厚生労働省・国にも一部責任はあると思う。
和歌山県の知事は譲渡先の日本シルバーサービスの申請を、厚生労働省が許可しても県単位としては認めないとしてるが、おそらくその行動は全国の県に波及するだろう。。
もちろん悪い事をやった罰は必要だが、それだけで終わらず実際サービスを受けていた人たちの事も考えて行動して、フォローして欲しい。

たとえばだけど訪問介護の事業所が少なく、コムスンがなくなったら他事業所では受けきれないのに、申請認めない・代案は出さないって無責任な事はしないで欲しい。


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